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アダルトサイトから不正請求! 焦らず対処する方法を弁護士が解説
万が一、アダルトサイトの運営元に連絡したり、お金を支払ったりしてしまったときは、消費生活センター・警察・弁護士などに相談してください。
本記事では、アダルトサイトの不正請求に関する基礎知識や対処法を、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
1、アダルトサイトに接続しただけなら、料金を支払う必要はない
アダルトサイトに接続してリンクをクリックしただけでは、料金が発生する契約は成立しません。「契約が成立しました」「○○万円を直ちに支払ってください」などの表示が突然出てきても、無視してウインドウを閉じましょう。
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(1)クリックしただけでは、契約は成立しない
アダルトサイトの利用契約は、利用者がサイト内のリンクをクリックしただけでは成立しません。
利用契約が成立するためには、サイト運営者と利用者の合意が必要です。利用者側では、サイト運営者に対して契約を申し込むか、またはサイト運営者の申し込みを承諾することが必要になります。
リンクのクリックはごく簡単な操作で、契約の申し込みや承諾の意思が表れたものとは言えません。したがって、クリックだけでは利用契約は成立しません。
契約が成立するのは、利用者が個人情報や支払い情報などを自ら入力して、積極的に契約締結の意思表示をした場合に限られます。 -
(2)急に請求画面が出てくるのは「ワンクリック詐欺」|ページから離れてOK
アダルトサイトの中には、利用者がリンクをクリックした途端、急に「契約が成立しました」「○○万円を直ちに支払ってください」などと表示するものがあります。
これは「ワンクリック詐欺」と呼ばれる不正請求の手口です。知識がない利用者の不安をあおり、お金をだまし取ることを目的としています。
前述のとおり、クリックしただけでアダルトサイトの利用契約が成立することはありません。ワンクリック詐欺の請求画面が表示されても、無視してウインドウを閉じましょう。
ウイルスや不正プログラムなどの影響で請求画面が消えない場合は、PCメーカーなどにご相談ください。
焦ってアダルトサイトの運営元に連絡すると、不安に付け込まれてだまされるリスクが高まったり、個人情報を悪用されるおそれもあります。
運営元には連絡せず「ウインドウを消してサイトから離れる」ことを徹底しましょう。 -
(3)裁判所からの通知には慎重に対応|偽物の場合もあるので要注意
アダルトサイトの利用に関して、裁判所から特別送達で郵便物が届いたときには注意が必要です。特に「支払督促」や「訴状」を無視し続けると、最終的には預貯金や給与などを差し押さえられてしまうおそれがあります。
ただし、詐欺業者が裁判所を装って連絡してくるケースもあるようです。
裁判所名義の郵便物を受け取ったら、まず次のポイントなどをチェックしましょう。- 差出人の住所は裁判所のものか
- 郵便物の内容や言葉遣いに不自然な点はないか
- 請求内容について身に覚えがあるか
さらに、裁判所へ連絡して、実際に支払督促や訴訟の手続きがなされているかどうかを問い合わせましょう。
この時、郵便物に記載されている連絡先に連絡をしてはいけません。
不正な業者が裁判所を装って応対する可能性もあるからです。必ず正しい裁判所の連絡先を調べてから連絡しましょう。「督促や訴訟は起こっていない」との回答であれば、不正請求と思われるので無視して構いません。
2、アダルトサイトの運営元に連絡や支払いをしてしまったら、どうすべき?
ワンクリック詐欺にだまされて、アダルトサイトの運営元に連絡をしたり、お金を支払ってしまったりしたときは、次の方法で対処してください。
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(1)連絡してしまったとき|着信拒否・メールアドレスの変更など
アダルトサイトの運営元に自ら連絡すると、電話番号やメールアドレスを知られてしまいます。
運営元から連絡が来る状態が続くと、その不安からだまされるリスクが高まります。速やかに着信拒否やメールアドレスの変更を行って、アダルトサイト側からの連絡を一切絶ちましょう。 -
(2)お金を払ってしまったとき|銀行やカード会社への連絡・警察への相談など
運営元に対してお金を支払ってしまった場合や、クレジットカード決済を行ってしまった場合には、早急に対処しましょう。
銀行振り込みでお金を支払った場合は、警察と支払先の金融機関(銀行など)へすぐ連絡し、詐欺被害に遭ったことを申告しましょう。
連絡を受けた金融機関は口座を凍結し、その時点で残高があれば、振り込め詐欺救済法に基づき、被害回復分配金を受け取れる可能性があります。
クレジットカード決済をした場合は、すぐにカード会社へ連絡しましょう。
状況によっては、引き落としを止めてもらえることがあります。
また、アダルトサイトの不正請求被害に遭った場合は、自分だけで対処せずに行政や専門家の協力を得ることが大切です。次の項目で紹介する窓口へ速やかに相談してください。
3、アダルトサイトの不正請求に関する相談先
アダルトサイトの不正請求被害に関する相談先としては、消費生活センター・警察・弁護士などが挙げられます。
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(1)消費生活センター
消費生活センターでは、事業者とのトラブルに関する消費者からの相談を受け付けています。消費生活センターは全国に設置されているほか、「消費者ホットライン(188)」も消費生活センターにつながります。
消費生活センターに相談すると、不正請求への対処法や被害金の回収方法などについて、一般的なアドバイスを受けられます。 -
(2)警察(サイバー犯罪相談窓口)
アダルトサイトのワンクリック詐欺など、インターネットを通じた犯罪については、警察の「サイバー犯罪相談窓口」が相談を受け付けています。
警察に被害届を提出すれば、詐欺業者の摘発に向けて捜査を行ってもらえます。詐欺業者が摘発されれば、被害金を回収できる可能性が出てきます。 -
(3)弁護士
弁護士は、アダルトサイトの不正請求被害に関して、運営元との交渉や訴訟、刑事告訴のサポートなどを行っています。
弁護士への相談や依頼は有料ですが、代理人として迅速かつ柔軟に活動するのが大きな特長です。不正請求を受けて不安を感じている場合や、被害金の回収方法を知りたいときは、弁護士への相談をご検討ください。
4、不正請求の被害に遭わないためのポイントは?
アダルトサイトの不正請求(ワンクリック詐欺)にだまされないようにするためには、普段から次の対策を講じておきましょう。
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(1)セキュリティー対策ソフトなどをインストールする
そもそも不正請求の画面が表示されなければ、ワンクリック詐欺にだまされることはありません。
セキュリティー対策ソフトや広告ブロックアプリを入れるなどして、できる限り不正請求の画面が表示されないようにしておきましょう。ただし、これらのソフトやアプリを入手する際には、コンピューターウイルスへの感染等に十分ご注意ください。 -
(2)不審な広告や送信元が不明のURLなどはクリックしない
アダルトサイトなどのウェブサイト上に表示された不審な広告や、送信元が誰だか分からないメール・SMSなどに掲載されたURLは、不正請求画面へのリンクであるケースが非常に多いです。
これらの広告やURLは、絶対にクリックしないことを徹底してください。 -
(3)詐欺に関する知識を深める
アダルトサイトの不正請求(ワンクリック詐欺)を含めて、世の中にはさまざまな手口による詐欺が横行しています。
詐欺手口にだまされないようにするためには、詐欺に関する知識を深めることが大切です。普段からニュースや、国民生活センターのウェブサイトに掲載されている詐欺事例などを確認して、最新の詐欺手口に関する情報を集めておきましょう。
5、まとめ
アダルトサイトの閲覧中に突然請求画面が出てきたら、焦る気持ちを抑えて冷静に対処することが大切です。運営元への連絡はせず、ウインドウを閉じてページから離れましょう。
自力で対処するのが不安な場合は、消費生活センターや警察に相談してください。また有料ではありますが、弁護士に相談することも選択肢のひとつです。
特に、アダルトサイトの運営元へ連絡してしまった場合や、お金を支払ってしまった場合には、速やかにこれらの窓口へ相談しましょう。
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