成年後見・保佐・補助はいずれも、この行為をすると法的にどんな結果を生むのか、どのような責任が生じうるのか、分からない方々をサポートする制度です。ご本人の判断能力の程度に寄り、どの制度を選ぶべきか変わってきます。
具体的には、裁判所を介して選ばれた人が以下の権限で本人をサポートします。
- 成年後見人(せいねんごこうけんにん)
契約などを本人の代理して行うことができる。生活に関わる行為以外で、本人がした法律行為の取り消しができる。
- 保佐人(ほさにん)
本人が行う、一定の法律行為の同意権を持つ。保佐人の同意がない契約は、取り消すことができる。
- 補助人(ほじょにん)
裁判所が決めた、ある特定の法律行為について同意権を持つ。これに反した法律行為を取り消しできる。