「ADR(Alternative Dispute Resolution)」とは、裁判外で法的な紛争を解決する手続きです。
裁判所における訴訟などに比べて、ADRでは柔軟かつ迅速な解決が得られやすい傾向にあります。
重要な消費者トラブルについては、国民生活センターがADRを取り扱っています。
国民生活センター紛争委員会が、和解の仲介または仲裁によって消費者トラブルの解決を図ります。ADR期日は2~3回程度設けられるのが標準的で、訴訟に比べると迅速な解決が期待できます。
なお、国民生活センターのADRの結果については、その概要が公表されることがあります。
■参考:「国民生活センター紛争解決手続の流れ」(独立行政法人国民生活センター)