サルベージ条項とは、事業者が負担する責任を限定する規定のうち、その責任限定の範囲が不明確な条項をあえて置くことで、消費者からの責任追及を回避しようとするものです。 たとえば、「関連法令に違反しない範囲内において、事業者の損害賠償責任を免除する」などの条項がこれにあたります。 このような条項は、免責の範囲が契約書ですぐに分からないため、あとでトラブルとなり、消費者が不利益を被るおそれがあるため、消費者契約法による規制対象となっています。